【寄せ鍋レポート #4】2017年Web開発/運用技術の振り返り & とある現場の改善と挑戦と挫折
こんにちは。トライバルメディアハウスの高田です。
今回は 2017年Web開発/運用技術の振り返り & とある現場の改善と挑戦と挫折 -エンジニア寄せ鍋#4 のレポートブログをお届けします。
エンジニア寄せ鍋のご紹介はこちらのブログをご覧ください。
tech-tribalmedia.hatenablog.com
今回のイベントでスピーカーを担当させて頂きましたので、トークの背景を中心にレポート形式でお届けします。
参加出来た方も出来なかった方も、楽しんで読んで頂ければと思います。
前佛さん
まず、今回はさくらインターネット㈱ テクノロジーエバンジェリストの前佛 雅人 (Masahito Zembutsu)さんにもトークして頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました。
当日は体調が悪かったらしく、マスクをしながらのトークがスゴく苦しそうでした・・・
やりきって頂き、ありがとうございました!
前佛さんには事前の打ち合わせで2017年のWeb技術動向振り返りをお願いしましたが、その中でも特にDockerにフォーカスして頂く形になりました。
とある現場の改善と挑戦と挫折 in 2017
一方、私のトークは「とある現場の改善と挑戦と挫折 in 2017」というタイトルでした。
私のトークは社内でもタイトル勝負な事で知られており(!?)ますが、今回もキャッチーなタイトルだったのではないでしょうか。誰も褒めてくれないので、自分で褒めます。
当初、AWS, Docker, Packer, Terraform, Ansible などなど2017年に挑戦して挫折した内容をトークしたいと考えていましたが、せっかくさくらインターネットさんとのコラボレーションが出来たので、さくらインターネットさんの「さくらクラウド」「さくらVPS」にフォーカスした内容に前日に変更を行いました。
さくらクラウド、さくらVPSを業務で使う話はWeb上で検索しても、意外と情報が少なく、私自身も情報収集に苦労しているポイントです。
その経験を少しでも多くの方に聞いて頂き、気付きやアイデアになれば嬉しいと思いました。
具体的には、さくらクラウドでTerraformを使う話、さくらVPSでAnsibleを使う話という内容でした。
ユーザーからのフィードバック
トークの中でもお話しましたが、さくらクラウドに関しては国内のベンダーとしても頑張って欲しいと個人的に思っています。その愛情が溢れてしまった分だけ生意気な事を言った自覚があります。。。反省。
サービス・システムを開発しユーザーに提供しているエンジニアとしては、ユーザからの声というのは非常に貴重な意見であると私個人として考えています。
その為、ユーザーからのフィードバックは嬉しいだろうな!と勝手に想像して、いくつかの意見をあげさせて頂きました。
大きな心のさくらインターネットのみなさん、ありがとうございました!
嬉しかったエピソードがあります。
UsacloudというさくらクラウドのAPIを使う為のCLIツールがあります。
デフォルトの出力形式がテーブル形式になっている事が「CLIとしてはありえない!」という事をトークさせて頂きました。
私は個人的にオプションで出力形式を変更出来る様に自分でコンパイルして使っていましたが、数日後、v0.6.0として機能ローンチされていました。
さすが素早い対応に感謝!
これでまた、Usacloudをどんどん使っていこうと思います。
さらに、Usacloudの後ろで叩いているさくらクラウドのAPI自体も、個人的にはパフォーマンスに不満があり、トークの中で不満を言わせて頂きました。
これも近日、何かが起きるとか起きないとか。。。
優しい愛、厳しい愛
今回、さくらインターネット様のサービス・性能について好き勝手言わせて頂きました。
これは「優しい愛、厳しい愛」というキーワードから来ている行動です。
弊社では社員が考えた「11訓」というものがあり、それを体現する事がトライバルメディアハウスの社員として大事にされています。
その中の一つに「優しい愛、厳しい愛」があります。
社員全員が11訓の中から一つ選んで名刺の裏に印刷する事が出来るのですが、私はもちろん「優しい愛、厳しい愛」を選択しています。
他社様とのコレボレーションイベントでもこれを体現する私、誰か褒めて!
。。。さて、トークの内容に戻ります。
トークで伝えたかった事
今回、大きなテーマとしてInfrastructure as Codeがありました。
私のチームでは、厳密なIaCを実施は出来ていません。その代わり、自分たちにあった範囲で無理のない事から実施して行く事が大切だと考えています。
理論や定義ありきのアクションではなく、身の丈にあったアクションをしていくというのは常に意識しています。
どんなに素晴らしい施策やアクションも青写真で終わってしまっては意味がなく、ユーザーにその価値が届いて初めて評価されるものだと考えています。
トークの最後には纏めてして、以下をあげさせて頂きました。
・使い所、使い方を意識しよう
・完璧に行くと考えるのはやめよう
・問題解決を楽しもう
これは私が普段から開発部のメンバーに伝えている事であり、いつも振り返りをすると行き着く反省点です。
日進月歩で技術が進んでいく中で、自分たちを推し進めてくれるものや他社のブログなどを見て羨ましいと感じる事はたくさんあります。
しかし、それを使うのは自分たちであり我々のサービスの価値を提供するのは自分たちです。
自分たちの現在地をしっかりと理解して、必要な事をしっかり確実にやっていく事が大切だと考えます。
懇親会
今回も懇親会で多くのエンジニア同士のコミュニケーションが行われていました。
エンジニア寄せ鍋の本当の目的であるコミュニケーションが盛り上がっている事は、主催者として非常に嬉しい事です。
業界や業種を超えて多くのエンジニアがコミュニケーションしてくれる事で、エンジニア寄せ鍋はどんどんステキなものになると考えています。
エンジニアとコミュニケーションしたい皆さん、是非、ご活用下さい!
次回
さて、次回のエンジニア寄せ鍋ですがなんと第5回!!
コミュニティー立ち上げ当初は1,2回で終わるかな?なんて持っていましたが、みなさまのお陰で継続出来ています。本当にありがとうございます。
次回は銀座で開催予定です。
内容はベトナムで開発チームを立ち上げた話。
その際の涙と笑いに溢れるお話です。
ご興味がある方は、ご参加よろしくお願いします。
改めて、エンジニア寄せ鍋のご紹介はこちらのブログをご覧ください。
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