【寄せ鍋レポート #2】Go Open Source!! 使うだけじゃないOpen Source
今回は ”Go Open Source!! 使うだけじゃないOpen Source -エンジニア寄せ鍋#2” のレポートブログをお届けします。
エンジニア寄せ鍋のご紹介は前回のブログをご覧ください。
このイベントをデザインした、弊社プロダクトデザイナー柿沼へのインタビューを交えてご紹介します。
スピーカー:コービング ロン (Ron Korving)のご紹介
高田:ロンさんのご紹介をお願いします。
柿沼:12歳でプログラミングを始め、PHPや最近はNode.jsなど、様々なオープンソースコミュニティーに参加しています。Node.jsプロジェクトへ参加を続け、2015年にオフィシャルコントリビューターとして活躍されています。
現在は、東京のWizcorpでVice President of Engineeringをされていて、Wizcorpはゲームの開発を主に行っている会社なのですが、技術にコミットしていて、そのハイレベルな表現の場として、ゲームを選んでいるという考え方がカッコイイですよね。
高田:なぜ、ロンさんをスピーカーに迎えたのですか?
柿沼:我々エンジニア寄せ鍋が大切にしている、「とにかく気軽にエンジニア同士が知り合える・繋がれるコミュニティ」、そしてそのコミュニティで刺激を受けて、みんなで成長する。この感覚は、ロンさん本人が日頃の会話からでわかるほど、体現している存在だなと感じていました。
このイベントの立ち上げ2回目でロンさんにスピーカーをしてもらうことで、このポリシーのようなものが、イベントを振り返る時に強く印象づくのではないかと思いお願いしました。
高田:なぜ、オープンソースを題材に扱ったのですか?
柿沼:先ほどのロンさんをスピーカーに迎えた理由の中で、ロンさんが活動として表現している1つがオープンソースだったことが扱った理由になります。
世の中には、オープンソースで便利に使えるツールは多くあると思うのですが、多くの人はダウンロードして”利用する”までで終わっていると思います。「無料で便利だなぁ」くらいで思考が止まっているのかなと。
でも、オープンソースは本来、世の中を便利にして豊かにするためにあるんですよね。使ってみて、不便と思ったところをフィードバックするだけでも良いのです。
そのやりとりが、進んでいくと、
ユーザーAさん「この機能に気になったところあるから、改修してみたよー!」
ユーザーBさん「その直し方、こんなやり方もあるよー!参考にして」
ユーザーAさん「すごい!ありがとうございます。コード書き直しました!」
オーナーCさん「ありがとう、この改修すごくいいから採用するね。」
みたいなやりとりになるわけです。
改修した人も腕が上がるしフィードバックもらえるし、みんなメリットがあるんですよね。
料理のレシピなんかでも、作ってみたよー。ちょっと変えてみたよー。それいいねー。なんてやりとりよくありますよね。
そんな、あったかいつながりなのかなと思います。ITって固くて冷たくてドライに感じがちなんですが、そういう暖かいものキズナができてきているのかなと。
エンジニア寄せ鍋もそんな暖かくて有機的なつながりをイメージして立ち上げたので、今回オープンソースを扱いました。
高田:そうですか。次に行きますね。
高田:ロンさんのプレゼンテーションはどんなものでしたか?
柿沼:当日のスライドはシェアされているので、詳しくはこちらをご覧ください。
ロンさんからのメッセージは
- オープンソースは怖がらなくて良い、デメリットはよく考えるとあまりない、メリットはたくさんある!
- 人と人とのコミュニケーションなんだから、当たりまえのルールは忘れないで!
(人の家に行って勝手にソファーの位置を変えた方が良いからとソファーを動かさないでしょ) - オープンソースにコミットできる環境づくりは必要。理解してもらうためのコツはあるよ!
でした。とてもシンプルに響く言葉でトークしてくれました。
高田:実際に会場でオープンソースへ参加をしたそうですね?
柿沼:はい、エンジニア寄せ鍋メンバーが、ロンさんが管理している、IT開発に使う英語-日本語ディクショナリへプルリクエストをしてマージされるまでを実演しました。参加者の皆さんに簡単にできることを感じてもらえたと思います。
高田:今回初めて飛び込みLTへの申し込みがあったそうですね?
柿沼:飛び込みでLTに手を上げてくださった、hatappiさんがLTをしてくれました。武者修行のように色々なイベントでLTをしているそうで、「気軽にオープンソースに参加する方法はたくさんある、やってみよう!」とロンさんに近いメッセージを、hatappiさんの言葉で伝えてくださったので、運営としては大変ありがたかったです。
高田:トークセッションの後に懇親会をされたそうですね。
柿沼:懇親会では、参加者の皆さんが、「実はちょっとだけど、こんなオープンソースへの参加していたんだよ。」なんて、こぼれ話が出たり、「オープンソースにチャレンジしてみます!」という声も上がったりで、盛り上がりました。みなさんがチャレンジしたら、連絡をもらえたらさらに嬉しいですね。
高田:エンジニア寄せ鍋の今後の予定を教えてください。
柿沼:2017年はあと2回開催します。11月17日の4回目は絶賛参加者募集中です。
9/1(金)
音楽・エンターテインメント×AI -エンジニア寄せ鍋#3(満員御礼)
11/17(金)
2017年Web開発/運用技術の振り返り & とある現場の改善と挑戦と挫折 -エンジニア寄せ鍋#4
ご興味がある方は、ご参加よろしくお願いします。