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【寄せ鍋レポート #3】音楽・エンターテインメント×AI “音楽・エンターテインメント”から見るAIの今と活用について

こんにちは。トライバルメディアハウスの高田です。

今回は ”音楽・エンターテインメント×AI -エンジニア寄せ鍋#3” のレポートブログをお届けします。

エンジニア寄せ鍋のご紹介はこちらのブログをご覧ください。

今回のイベントでスピーカーを担当した、弊社エンジニア・阿部へのインタビュー形式でお届けします。

参加出来た方も出来なかった方も、楽しんで読んで頂ければと思います。


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スピーカー:阿部 祐輝 (Yuki Abe)のご紹介

高田:さて、今日は”音楽・エンターテインメント×AI -エンジニア寄せ鍋#3” のレポートブログという事で、インタビュー風にお話を伺いたいと思います。普段一緒に業務を行っていますが、インタビュー形式という事で少し恥ずかしい感じもしますが(笑)よろしくおねがいします。

阿部:よろしくお願いします。

高田:まずは、ご自身の自己紹介を簡単にお願いしても宜しいでしょうか。

阿部:現在トライバルメディアハウスではソフトェアエンジニアとして、オンラインコミュニティプラットフォーム「cocosquare」の開発 及び 保守を行っています。(カタカナ多いですね笑)また、「熱狂マーケティング」のユニットに所属しており、最近ではプランナーとしても参画しています。

またそれら業務の一方で、自身のライフワークとして“音楽・エンターテインメント× テクノロジー”(昨今では“エンターテック”とも呼ばれます)に取り組んでおり、ブログメディア「BAKERY」を運営し、情報発信・制作を積極的に行っています。


「音楽・エンターテインメント×AI」について

高田:ありがとうございます。次に、今回のテーマを「音楽・エンターテインメント×AI」にした理由・背景やその想いなどを聞かせて頂けますか。

阿部:様々なエンジニアが自身のナレッジや経験をシェアし刺激し合うこの「エンジニア寄せ鍋」で、自身が一番新しい刺激を注入できるものは何かを考えた時にうかがんだのが、やはり “エンターテック” でした。自分自身、パフォーマンスする側を志していたものとして痛感している「音楽・エンタメの持つ人を動かす力」を、テクノロジーで最大化できないかと考え日々取り組んでいて、これについて話したいな、と。

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登壇時のスライドより。様々な技術と“音楽・エンタメのLIVE・日常”との掛け合わせを試みている。

また同じく、この機会・タイミングで話したいトピックとして、昨今注目の高まる“AI・ディープラーニング・機械学習”があったんです。音楽・エンタメにかかわらず、大きな可能性を持つAI・ディープラーニングですが、実は正しい理解がされないまま話題が進んでしまっている。それは理解不足による誤った情報発信であったり、過度な期待であったり、狭い応用のイメージであったり。それは多くのエンジニアにおいてもそうなのでは、と感じています。

そこで今回、両者を掛け合わせながら、“AI・ディープラーニング・機械学習”について最低限エンジニアであれば理解しておくべき基礎をさらいながら、それを音楽・エンタメに応用するとしたらこういう風に分解し、広く考えられるのではないかを提示してみることで、幅広い“AI活用の芽”が生まれるのではないかと思い、このテーマにしました。

高田:ありがとうございます。


実際にトークしてみて、気付いたこと

高田:当日、たくさんの人にトークを聞いて頂けたと思うんですが、感想や気付きなどあれば教えて頂けますか。

阿部:イベントの時間帯の割には、少し盛り込みすぎましたかね(笑)

ただ当初に考えていた内容はおさえられたと思います。「AIの基礎」、そして「音楽を作るAI“以外”のAIの可能性」についても触れられたので。ただ一方で、これでは全然物足りないなと感じる自分もいます。それでも、AIを実際に開発している方からも「基礎の説明が本当に分かりやすかった」とおっしゃって頂けたのでとても良かったかなと。

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阿部のプレゼン風景からの一枚。内容盛り沢山でフラッシュプレゼンに。

阿部:今回はエンジニア以外の方も参加されていたので、その方々には特に前半が難しかったかもしれません。ただ今後“AIを活用することが当然”になっていく中で、特にエンジニアの方々にとっておさえておくべき最低限の内容を詰め込めたんじゃないかと思っています。

そうだ、「新しい技術について発表するときは、その分野に明るくない人を登壇者のパートナーに置いた方がよかった」かもなと思いました。どうしてもプレゼンしていると、緊張や時間制約、その他諸々で説明が飛んでしまうことがある。そうした時に、パートナーが質問を振ってくれればフォローしてもらえる。今後同じような機会があった時に活かしたい気づきだなと思いました。

あと、思ったよりもディープラーニングの開発をされている人が少ないんだな、と。このイベント以外でも感じるんですが、“チュートリアル触ってみた”レベルと、“AI研究者”の間の層が少ないのが勿体ない。なので音楽・エンタメに軸足を起きつつ、そこに攻め入ろう、エンジニアが行かないなら非エンジニアを連れて行ってしまおう、とか色々企んでます。(すみません、エンジニア寄せ鍋の話から脱線しましたね、、)


後輩たちの奮闘

高田:阿部さんのトークの後には、後輩の加藤・高沢のLTのもありましたが、何か感じたことなどありましたか?個人的には「面白いやってみた」だったな。という印象があるのですが。

阿部:今回はRNNLM(時系列データを扱う言語モデル)を私の方で実装し、それを簡単に使えるような環境の準備と「こんな事例がある、こんなことができるのでは?」というヒントだけを渡して、2人にいわば「RNN大喜利」にチャレンジしてもらいました。

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加藤・高沢のLTの風景。AIの成長に会場が盛り上がった。

阿部:結果として、時間が無い中2人が色々とトライしてくれて。AIが育っていく様子、また唐突に成果を出すところなど、想像以上にドラマチックな結末になり面白かったですね。環境さえ用意すればどんな人でもAIを活用できる、それを感じられる良いLTだったと感じています。

2人には「AIって面白い」と感じてもらてたら嬉しいですね。せっかくなのでこれをきっかけに加藤・高沢には、実際に理論を勉強したり実装にもチャレンジしてもらいたいです。


大盛況の懇親会

高田:懇親会も非常に多くの方が参加してくれましたが、素敵な出会いなどありましたか?

阿部:今回は様々な方に参加いただいていて、懇親会も2次会も本当に楽しかったです。エンジニアだけでなく、弁護士の方もいらっしゃったりと本当に“寄せ鍋”だな、と(笑)

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懇親会の風景。ビール片手に大いに盛り上がるひとときに。

阿部:普段の業務の中では聞けないようなお話をすることができたのはもちろん、業務をご一緒している方とも知らなかった共通点に気づくことができたりして、濃いイベントだったなと感じました。

ここから新しい繋がり、新しいチャレンジが生まれていくと嬉しいなと思っています。


個人的な今後の活動

高田:今後、阿部さん個人として活動していく予定や考えなどでお話出来る事があれば教えて頂けますか。

阿部:今回はAIにフォーカスを当てましたが、それ以外にも広くテクノロジーの掛け合わせにチャレンジしていきながら、BAKERYやこのブログから発信していこうと思っています。また今回の内容を、今度は非エンジニア向けにリバイスした記事も書こうかなと思ったり。“作れて書けて、喋れて奏でられるテクノロジスト”として、世の中を変えるようなものを生み出せないか、色々企んでいます。

またトライバルメディアハウスには音楽・エンターテインメントのマーケティングを専門としたマーケティングレーベル「MODERN AGE/モダンエイジ」がありますが、いつかそことも絡んで面白いものを作ってみたいなとも思っています。

高田:なるほど、普段聞けない事もたくさん聞けた気がします。今はありがとうございました!

阿部:ありがとうございました!


エンジニア寄せ鍋の今後の活動

11/17(金)
2017年Web開発/運用技術の振り返り & とある現場の改善と挑戦と挫折 -エンジニア寄せ鍋#4

ご興味がある方は、ご参加よろしくお願いします。

【寄せ鍋レポート #2】Go Open Source!! 使うだけじゃないOpen Source

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今回は ”Go Open Source!! 使うだけじゃないOpen Source -エンジニア寄せ鍋#2” のレポートブログをお届けします。

エンジニア寄せ鍋のご紹介は前回のブログをご覧ください。

このイベントをデザインした、弊社プロダクトデザイナー柿沼へのインタビューを交えてご紹介します。


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スピーカー:コービング ロン (Ron Korving)のご紹介

高田:ロンさんのご紹介をお願いします。

柿沼:12歳でプログラミングを始め、PHPや最近はNode.jsなど、様々なオープンソースコミュニティーに参加しています。Node.jsプロジェクトへ参加を続け、2015年にオフィシャルコントリビューターとして活躍されています。
現在は、東京のWizcorpでVice President of Engineeringをされていて、Wizcorpはゲームの開発を主に行っている会社なのですが、技術にコミットしていて、そのハイレベルな表現の場として、ゲームを選んでいるという考え方がカッコイイですよね。


高田:なぜ、ロンさんをスピーカーに迎えたのですか?

柿沼:我々エンジニア寄せ鍋が大切にしている、「とにかく気軽にエンジニア同士が知り合える・繋がれるコミュニティ」、そしてそのコミュニティで刺激を受けて、みんなで成長する。この感覚は、ロンさん本人が日頃の会話からでわかるほど、体現している存在だなと感じていました。
このイベントの立ち上げ2回目でロンさんにスピーカーをしてもらうことで、このポリシーのようなものが、イベントを振り返る時に強く印象づくのではないかと思いお願いしました。


高田:なぜ、オープンソースを題材に扱ったのですか?

柿沼:先ほどのロンさんをスピーカーに迎えた理由の中で、ロンさんが活動として表現している1つがオープンソースだったことが扱った理由になります。

世の中には、オープンソースで便利に使えるツールは多くあると思うのですが、多くの人はダウンロードして”利用する”までで終わっていると思います。「無料で便利だなぁ」くらいで思考が止まっているのかなと。

でも、オープンソースは本来、世の中を便利にして豊かにするためにあるんですよね。使ってみて、不便と思ったところをフィードバックするだけでも良いのです。
そのやりとりが、進んでいくと、

ユーザーAさん「この機能に気になったところあるから、改修してみたよー!」
ユーザーBさん「その直し方、こんなやり方もあるよー!参考にして」
ユーザーAさん「すごい!ありがとうございます。コード書き直しました!」
オーナーCさん「ありがとう、この改修すごくいいから採用するね。」

みたいなやりとりになるわけです。
改修した人も腕が上がるしフィードバックもらえるし、みんなメリットがあるんですよね。

料理のレシピなんかでも、作ってみたよー。ちょっと変えてみたよー。それいいねー。なんてやりとりよくありますよね。

そんな、あったかいつながりなのかなと思います。ITって固くて冷たくてドライに感じがちなんですが、そういう暖かいものキズナができてきているのかなと。

エンジニア寄せ鍋もそんな暖かくて有機的なつながりをイメージして立ち上げたので、今回オープンソースを扱いました。

高田:そうですか。次に行きますね。


高田:ロンさんのプレゼンテーションはどんなものでしたか?

柿沼:当日のスライドはシェアされているので、詳しくはこちらをご覧ください。

ロンさんからのメッセージは

  • オープンソースは怖がらなくて良い、デメリットはよく考えるとあまりない、メリットはたくさんある!
  • 人と人とのコミュニケーションなんだから、当たりまえのルールは忘れないで!
    (人の家に行って勝手にソファーの位置を変えた方が良いからとソファーを動かさないでしょ)
  • オープンソースにコミットできる環境づくりは必要。理解してもらうためのコツはあるよ!

でした。とてもシンプルに響く言葉でトークしてくれました。


高田:実際に会場でオープンソースへ参加をしたそうですね?

柿沼:はい、エンジニア寄せ鍋メンバーが、ロンさんが管理している、IT開発に使う英語-日本語ディクショナリへプルリクエストをしてマージされるまでを実演しました。参加者の皆さんに簡単にできることを感じてもらえたと思います。

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高田:今回初めて飛び込みLTへの申し込みがあったそうですね?

柿沼:飛び込みでLTに手を上げてくださった、hatappiさんがLTをしてくれました。武者修行のように色々なイベントでLTをしているそうで、「気軽にオープンソースに参加する方法はたくさんある、やってみよう!」とロンさんに近いメッセージを、hatappiさんの言葉で伝えてくださったので、運営としては大変ありがたかったです。

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高田:トークセッションの後に懇親会をされたそうですね。

柿沼:懇親会では、参加者の皆さんが、「実はちょっとだけど、こんなオープンソースへの参加していたんだよ。」なんて、こぼれ話が出たり、「オープンソースにチャレンジしてみます!」という声も上がったりで、盛り上がりました。みなさんがチャレンジしたら、連絡をもらえたらさらに嬉しいですね。

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高田:エンジニア寄せ鍋の今後の予定を教えてください。

柿沼:2017年はあと2回開催します。11月17日の4回目は絶賛参加者募集中です。

9/1(金)
音楽・エンターテインメント×AI -エンジニア寄せ鍋#3
(満員御礼)

11/17(金)
2017年Web開発/運用技術の振り返り & とある現場の改善と挑戦と挫折 -エンジニア寄せ鍋#4

ご興味がある方は、ご参加よろしくお願いします。

夢の舞台「SXSW」にチャレンジできた理由とそこから学んだ3つのこと(最終回) - SXSW・オースチン体験記

トライバルメディアハウス ソリューション開発部 阿部です。
全4回に渡った、音楽・テック・カルチャーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウエスト)へのチャレンジ記録、今回が最終回です。
制作を通じて学んだこと・伝えたいことはこれまでの回で書き切りましたので、最終回の今回は写真多めな“SXSW体験記”としてお楽しみください!
 
サンフランシスコを経由し、オースチンへ
今回、オースチンへはサンフランシスコ国際空港で国内線乗り継ぎにて。 人生初の“単独での海外旅行”で緊張しながら、サンフランシスコ国際空港で国内線へ乗り継ぎました。 (私のように英語が堪能でない方は、事前に国内線への乗り継ぎのルートはネットで調べておくことを心からオススメします...)
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(サンフランシスコ国際空港にて)
 
合計十数時間のフライトを経て、無事 “音楽の街” オースチンに到着しました。 オースチン空港の預入荷物の受け渡し場所では、大きなレスポールがお出迎えしてくれます。
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(オースチン空港の巨大なレスポール。ただこの時、自分の預入荷物が一時行方不明に...)
 
初夏を思わせるような空気のオースチンは音楽で溢れる
滞在中のオースチンは、少し雨が降ることもありましたが、3月にかかわらず日本の初夏のような陽気。 湿度も高くなく、カラッとした空気の中でSXSWは開催されていました。
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(街中様々なところにパトカーと警官が。実に絵になります。)
会期中、オースチンの町中に点在する主要会場の他にも、一般の店舗がSXSW期間中はレンタル物件となり、様々な企業がレンタルして展示やパーティを行っていました。
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(Youtubeの赤が青空に映える)
 
TradeShow、来場者の反応に生で触れる貴重な体験
そんな陽気の中、XTREME DESING様のTradeShow出展ブースに実際に立たせていただく機会をいただけました。
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(XTREME DESIGN様のTrade Show出展ブース。統一感のあるデザインでとてもかっこいいブースです)
 
XTREME DESIGN様のブースではXTREME DNAの新しいコンセプトについて展示されており、クラウドスパコンの未来の姿にブースには多くのお客様が来ておりました。 その一角に私のコンテンツも展示いただきき、とても光栄に思っています。
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(ディスプレイにてDEMOも挟ませていただく。Bluetoothの混線が思ったよりも辛く...)
また、XTREME DESIGN様のブースでは、来場していただいた方に付箋でメッセージをいただくという面白い取り組みを行っており、多くの方がXTREME DESIGN様の事業や新しいデザイン・コンセプトへ友好的なコメントを残していっていました。
嬉しいことに私のコンテンツに対してもいくつか“実際に使ってみたい”といったコメントをいただくこともでき、
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(1日目を終えた時点でもこれほど多くのメッセージが...)
 
実際に触れる人の反応を生で見るのはとても緊張しましたが、前向きなフィードバックや改善に向けたフィードバックなど、全てが学びであり刺激となりました。 実際に利用者・体験者の反応に生で触れることの重要性は言葉で理解していたものの、実際に肌で感じることができ、ものづくりを行う自分にとって大きな転機になった4日間だと感じています。
(時間が経つほど、もっとXTREME DESIGN様の事業や技術を理解した上でそこに沿った見せ方ができたのでは、と感じることも多々ありますが、そこも自分にとって大きな糧となっています。)
 
夢の舞台に注ぎ、多くの学びとこれからの意欲をもらえた2ヶ月間
あれから数ヶ月たち、そこで学んだこと・体験したことを一つずつ整理する機会ともなった本記事の執筆でしたが、改めて本当に夢のような時間だったと今でも感じています。
ただその思いと同時に、「あれを超えるような夢をしっかりと持ち、叶えていかねば」と思えています。
また、チャンスをくださったXTREME DESIGN様も先日大きなリリースを発表されていましたが、爆速で進まれている皆様を感じるたびに、自分も負けず進み続けねばと感じています。
世の中を最高に楽しくしながら、自分自身も楽しんでいけるよう、一歩一歩進んでいきたいと思います!
 
 
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(SXSW、コンテンツ出展だけでなくもちろん楽しんできましたよ!)
 
全4回、最初に思っていた以上のボリュームとなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。私阿部も、今後も様々な機会で情報発信していければと考えています。

夢の舞台「SXSW」にチャレンジできた理由とそこから学んだ3つのこと(第3回) - チャレンジのための “心”・“技術”・“場”

トライバルメディアハウス ソリューション開発部 阿部です。

前回に続き、音楽・テック・カルチャーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウエスト)へのチャレンジから何を得た3つのこと、そしてどんな体験だったのかをシェアするシリーズの第3回。

今回のキーワードは「チャレンジのための “心”・“技術”・“場” について」。
これから何かにチャレンジしようとする人・チャレンジしている人に向けて、それを乗り切りワクワクするための私なりのTipsをシェアしたいと思います。

 

チャレンジのためのTips -いかに “心”・“技術”・“場” を整えられるか

今回の“SXSWのコンテンツ制作”は、自分にとってとても大きなチャレンジでした。
今回の仕事は「展示ブースに人を惹きつけ入場者を増やすためのコンテンツ制作」。 出来合いのものではなく新しい技術を使い、一からの設計・開発をするというもので、これだけでもプレッシャーのあるチャレンジですが、さらに初の国外での仕事で、しかも憧れのSWSX。本当にワクワクするとともに、時に恐ろしくなるチャレンジでした。

そのプロセスの中では、失敗したり焦ったり苦しんだりとチャレンジに付き物の壁が立ちふさがる。それらを一つ一つ乗り越えていくことで確実な成長を感じ、チャレンジがいかに重要かを再認識するプロセスでもありました。

ただ常にチャレンジし続けるには相応の大変さもある、それに対してどう向き合えばいいかを考えた先で、私は “心”・“技術”・“場” という3つの要素をいかに日頃から整備できるか が勝負なんだと感じるようになりました。

それらは具体的にどういうことか、感じたことをシェアしていきたいと思います。

 

【心】「大変かも」と「面白そう」が同時に現れた時、どちらを取るか

常にチャレンジとは今現在の自分自身のスキルを超えることを求めてきます。それに対面した時、私の場合は「大変だろうな…」という気持ちと「出来たら面白いだろうな」という気持ちが同時に起こりがちです。

ではそれらの気持ちにどう向き合うか。私は「少しでも“面白そう”がそこにあるのであれば、チャレンジを選択する」ということを日頃から言い聞かせるようにしています。
(よく聞く話かもしれませんが、今回のチャレンジを通じてこの言葉の意味を強く痛感しました)

「大変だった」ということは時間が経てば笑い話にできる、ただ「チャレンジをしなかったことの後悔」は時間が経てば経つほど重くのしかかってくる、と考えているからです。


「チャレンジしても失敗すれば後悔する」と言われることもありますが、私は後悔には2種類あり、そちらの後悔は「自分自身の成長の糧にできる“後悔”の最たるもの」 だと思っています。

もし「チャレンジの機会があるのになかなか踏み出せない」という方、試してみてはいかがでしょうか?

 

【技術】常に磨くべき技術、ただそれが足るかの評価はチャレンジにこそある

チャレンジの中に身を置く中でどうしても感じるのは「もっと技術・スキルがあれば…」「もっと勉強しておけばよかった…」ということ。常日頃からチャンスが来た時に、後悔しない自分を作り続ける・磨き続ける努力はやはり重要だと痛感します。

ただその反面思うのは「技術・スキルがまだ足りないからチャレンジしない。もっと力がついたらチャレンジしよう」というのは勿体ない、と言うこと。

概して、
「チャレンジする前に必要だと思っていた技術・スキル」と「チャレンジしてみて“もっと磨いておけばよかった”と思う技術・スキル」には差がある
「自分自身の評価(自分の作ったものへ自分が下す評価)」と「それを他者が見た時の評価」にも差がある
ものだと思っています。

前者は、チャレンジを実際にしてみると、新たに気づく/知るアイディアや知識によって、実は事前に必要と思っていたことが不要であったり迂回できたりするものだった、というもの。実はチャレンジしてみると、その弱い部分をサポートしてもらえて不要だった、ということもあります。

また後者は、「自分ではまだまだ…」と思っていても、実は一般的に見ると十分WOWを生み出せるものだったり、ということもあります。(特にスキルを磨いていくと、意識せず “スキルの高い人の目線” で評価してしまい、他者からの評価と乖離してしまうことが起こりがちです)

驕らず、かといって臆病にならずにスキルを磨き続けたいものですね。

 

【場】機会が来る場、チャレンジに踏み切れる場に入れるかどうか

“心”と“技術”の準備が整っているとしたら、あとは「チャレンジの機会を得られる“場”」「心置きなくチャレンジできる“場”」に身を置けるか、が重要になってくると感じています。

どんなに準備しても、機会がなければチャレンジできず。また機会があっても、足かせがあるであればチャンスを掴めないことや、実力を十分に発揮できないことにもなりかねません。

今回のSXSWのチャレンジにおいては、第一回でご紹介したような「自分の志を示す“場”」があったこと、またトライバルメディアハウスがこのような活動OKしてくれる環境が、チャレンジしやすい“場”であったことは幸いだったと感じています。

またSXSW参加以降は、より積極的に機会を得られる 社外イベント/セミナー へ積極的に参加するマインドが確立できたように感じます。

積極的にチャレンジのための“場”に身を置き、時として“場”を作ること。これもワクワクする未来のための重要なファクターではないでしょうか。

 

次回、最終回。オースチンでの体験とこれからについて。

チャレンジへのTips、いかがだったでしょうか。この記事を読んだ人が新しいチャレンジに挑戦し、ワクワクする未来が生まれると幸いです。

さて、ついに次回は最終回、SXSWでの展示がどうだったのか、現地でどんな反応が待っていたのかをシェアします。

最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ次回も読んでいただけますと幸いです。

夢の舞台「SXSW」にチャレンジできた理由とそこから学んだ3つのこと(第2回) - モノゴトをかけ合せる力・視点の重要性

トライバルメディアハウス ソリューション開発部 阿部です。

“音楽・エンターテインメント×テクノロジー” を個人テーマとして持つ私が夢に思っていた音楽・テック・カルチャーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウエスト)へのチャレンジから何を得た3つのこと、そしてどんな体験だったのかをシェアするシリーズ、第2回。

前回は夢の舞台への切符を掴むまでに感じた学びのシェアでしたが、今回はその後、SXSW TradeShowでの展示コンテンツの企画・制作を通じて学んだことをシェアします。


今回のキーワードは「『何を使うか』ではなく『どんな体験を生みたいか』」 、
そして 「本質的な目的を考え、モノゴトをかけ合せる力・視点の重要性」です。

「SXSW TradeShow」とは?

展示を行うこととなった「SXSW TradeShow」は、SXSWの中心的会場であるAUSTIN CONVENTION CENTERで4日間に渡って開催される展示会です。
音楽関連の企業のほかにも、「VR/AR Experience」や「Social Impact Pavilion」、「Future of Food」といった分野ごとの展示、国別のブース(International Pavilion)があったりもします。

一つの会場の中で、実に様々な業種・企業が最新の技術・アイディアが並び来場者と交流し、化学反応を生んでいくイベント、それが「SXSW TradeShow」です。

 

今回はこのTradeShowに出展が決まったXTREME DESIGN様のブースで展示する一コンテンツの制作を、企画検討から実装、そして現地で実際に来場者と接するところまでを一貫して担当させていただくことができました。
(XTREME DESIGN様は高いノウハウとクラウドの力で「スパコンの民主化」を進める、注目のスタートアップ企業で、注目のスタートアップが出展する「SXSW Startup Spotlight」のテック部門に出展した企業でもあります!)


音楽×エンターテインメントへの夢を知り、夢としていた舞台で展示するコンテンツを一エンジニアに任せてくれたXTREME DESIGNの皆様には本当に感謝してもし尽くせません!ここで改めて感謝をお伝えしたいと思います。

 

(初日、会場前のTradeShow会場の様子。開場後はこの通路が来場者でいっぱいに。)

 

“やりたいことに手が届く時代”だからこそ考える、「どの手法・技術を使うのか」ではなく「どんな体験を与えたいのか」

今回は展示コンテンツについて企画検討から任せていただくことができたため、“どのようなものを作るか”から検討を始めました。
頂いたテーマは「SXSW来場者の人たちを惹きつける新しいUI(ユーザーインタフェース)」。そこから出発して内容は自由に考えてよいと言っていただき、ディスカッションを進めながら実に楽しい制作を行わせていただきました。


現在は技術の進歩やオープンソース活動の普及によって、昔では数百万円レベルの機材が無ければできなかったことが数万円で実現できる、“やろうとする意志があればやりたいことに手が届く時代”なんだと感じています。

そんな中、技術者としてはつい「どの技術を使うか」に気が取られがちですが、今回の制作・展示を通じて感じたのは、
「どの技術を使うか」だけではなく「何を見る人・使う人に与えたいか」「どんな体験を生み・何を感じさせ・どんな変化を生むか」についてどこまで考え抜けるか
が重要になってくるのでは、ということです。

 

新しい技術を使うことでの“驚き”はもちろん活用すべき重要な武器ですが、それだけでは「人の心を動かせるか/社会に変化を起こせるか」というと難しいのではないか、その技術の先で何を起こすのかを、複数の視点をスイッチしながら考えられるかどうかが今後重要性を増していくのではないかと制作〜渡米を経て感じています。

※ かく言う自分自身も、技術・アート表現に寄りすぎた案を度々出しながらも、
  XTREME DESIGNの皆様にアドバイスをいただきながら修正し、なんとか形にできたのですが...笑

 

“ブースにおけるコンテンツの目的” や “コンテンツの魅せ方”を協議しながらプロトタイピングを続けた結果、目を惹くビジュアライゼーションに加えて、新しい操作感と視覚のインパクトを与えるインタフェースとして
 ・プレゼンター用の「筋電位センサインタフェース」
 ・来場者が気軽に試せるよう「赤外線センサによるインタフェース」
といった複数のインタフェースを用意。またそれらのトラブル時の対応として
 ・「マウスインタフェース」
 ・「キーボードインタフェース」
を用意し、切り替えができるようにコンテンツを仕上げていきました。

(筋電位センサを使ったコントロールの図)

本質的な目的を考え、モノゴトをかけ合せる視点

作るもの自体を考える前に、その周辺から俯瞰して目的を考えること。
これは、エンジニアとして設計・開発を行っていく中で培ったエンジニア視点と、「社員全員マーケター」であるトライバルメディアハウスにて、様々なマーケティング施策の検討やコミュニティ運営に直接触れ得たマーケター視点のかけ合わせによって、視点を広く・高く持てていることによるのではないか、と考えています。

現在、多くの仕組みは様々な技術の掛け合わせによって実現されている中で、技術とビジネス両方を理解し俯瞰できる視点を持ちながら「目的に合った新たな体験を生み出していけるエンジニア」になる。
そんなエンジニア像も素敵ではないか、と私は考えています。

次回は「チャレンジするためのTips」

こうして制作したコンテンツは、XTREME DESIGNの皆様と何度もプロトタイピングを繰り返しながら、TradeShow本番に間に合う形で仕上がったのでした。

さて次回はTradeShowでの体験、といきたいところですが、その前にぜひシェアしたい “チャレンジする・できる自分を作るためのTips”をご紹介したいと思います。

よろしければ次回も読んでいただけますと幸いです。

【寄せ鍋レポート #1】なぜ “困難を喜びに変えていく「Web系インフラ係」を1年やった話” で困難についてトークしたのか

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こんにちは。ソリューション開発部 阿部です。

今回は “困難を喜びに変えていく「Web系インフラ係」を1年やった話-エンジニア寄せ鍋#1” のレポートブログをお届けします。

“エンジニア寄せ鍋”とはどんなイベントなのか、そして第1回はどんな内容だったのかを、
このイベントの中心メンバーであり第1回のスピーカーとして登壇した弊社のTechLead 高田 へのインタビューを交えてご紹介します。

エンジニア寄せ鍋の紹介

まずはエンジニア寄せ鍋というコミュニティについて簡単に説明させて下さい。

エンジニア寄せ鍋の詳細についてはconnpassページをご覧頂くと詳細を確認いただけますが、
一言で表現するととにかく気軽にエンジニア同士が知り合える・繋がれるコミュニティにしたい。という思いが込められています。

このエンジニア寄せ鍋について 高田 はこう語ります。

 

Q: 「エンジニア寄せ鍋とはどんな場ですか?」

A:
私は医療系の開発会社からエンジニアのキャリアをスタートさせています。
当時、技術・業界の動向について情報をインプットする手段は"先輩から飲み会で聞き出す"が唯一と言っても良い手段でした。
先人達の経験や考えを効率良く吸収する事は出来ましたが、次第に自分に近くない領域の技術についてもインプットをしたいと考えるようになりました。

しかし、自社以外のエンジニアとコミュニケーションする事のハードルの高さはみなさんも感じられている事と思います。

普通に生活をしているだけでは、さまざまな情報をインプットしにくいのも事実です。
大きな展示会などでも、どちらかというと商品やソリューションの話がメインで "技術" について楽しみながらインプットする事はなかなか簡単ではありません。

そういった経験から、業界・業種・特定の技術などに特化せず、ベテラン・ビギナーなど関係ないエンジニアコミュニティーに参加したいという思いが強まっていました。

この事に賛同してくれた弊社の仲間と共に、このエンジニア寄せ鍋を立ち上げました。

なぜ「困難」を主題としたのか

さて、そんなエンジニア寄せ鍋の第1回のテーマはなんと「困難」について。
なぜ「困難」を主題にしたのでしょうか。

 

Q: 「なぜ『困難』を主題としたんでしょうか」

A:
せっかく立ち上げたコミュニティーですから、私としても参加していて楽しいものにしたいという思いがありました。「楽しいコミュニティー」とは何かを考えた時、私は実体験の話を聞ける場であると考えました。

上記で自分に近くない領域の技術についてもインプットをしたいと説明しましたが、技術という言葉は指し示す領域が大きく、明確な定義が難しい言葉でもあります。そういった技術という大きなフィルターを通して、さまざまな考え方や事象を学び・吸収する事で成長出来るのではないか、という思いがあります。

その為、エンジニア寄せ鍋 #1 では、私が今の会社で「インフラ係」として経験した「困難」を共有し、一人でも多くの方に共感して頂いたり、そういう業界・業種があるのか、などの気付きになったら嬉しいと思いました。

 

“困難を喜びに変えていく「Web系インフラ係」を1年やった話” で伝えたかった事

今回の高田のトークのスライドは既にSpeaker Deckにて公開しております。是非ご覧下さい。

How we made infrastructure fun again. // Speaker Deck


今回のトークのメイントピックは困難を喜びに変えていくでした。
特にインフラ係という、いわゆる裏方として考えられている(であろう)ポジションにフォーカスをしたものとなりました。

 

 

私はどんな開発フェーズであっても課題が必ず存在すると考えていて、その解決方法や乗り越え方は「そのチームそれぞれのやり方」が存在すると考えています。組織の規模や、企業・プロダクトとしてのロードマップ、市場の状況など、ざまざまな事から自分たちの立ち位置を理解し戦略的に活動をしていくと思います。
その為、インフラ係という視点でのトークを行い、私の置かれた立場から得た気付きや失敗談などが、参加者のみなさんの何かの「気付き」になれば良いと思いました。
懇親会でも、多くの方に共感して頂けたと実感出来ました。

少人数で無停止を求められるサービスを運用しているエンジニアの方や、幾つかの課題を抱えているエンジニアの方などとコミュニケーション出来た事は、エンジニア寄せ鍋の設立時に考えていたとにかく気軽にエンジニア同士が知り合える・繋がれるコミュニティにしたいという夢へ一歩近づけたのではないかと感じています。

これからも、さまざまなトピックを題材に、まだお会いしたことのないエンジニアの方や私が関わった事のない業界のエンジニアの方々とのコミュニケーションが取れれば嬉しいです。

ということで、エンジニア寄せ鍋のご紹介

エンジニア寄せ鍋では業界・職種などなど、とにかく何かにこだわらずコミュニティー運営することを目的としています。

エンジニア寄せ鍋 #2 の開催も 7/7(金)に決定しております。

内容はタイトルの通り「オープンソースについて」という少し広いスコープになりますが、思いとしては「オープンソースを身近に、そして大切に感じて欲しい」という思いから、今回の開催が決定しました。

メイントークを予定しているRon Korvingは東京のWizcorpでVice President of Engineeringとして業務を行いつつ、2015年からNode.jsのオフィシャル・コントリビューターとして活躍しているエンジニアです。
彼のオープンソースに対する思いやスタンスをトークして頂き、また弊社メンバーがLTをさせて頂く予定です。

まだまだ誕生したばかりのコミュニティーで至らぬ点が多いかもしれません。

そういった点も参加者のみなさんからフィードバックを頂き、とにかく気軽にエンジニア同士が知り合える・繋がれるコミュニティ にして行きたいと考えています。

三回目以降のトピックスも決定しておりますので、是非、お気軽にご参加下さい!!!

ちなみに、エンジニア寄せ鍋 #3 は私阿部が、ライフワークとしている“音楽・エンターテインメント×テクノロジー”から、AI・機械学習の活用にフォーカスを当てるイベントを予定しています。
こちらも是非お越しください!

夢の舞台「SXSW」にチャレンジできた理由とそこから学んだ3つのこと(第1回)

初めまして、ソリューション開発部 阿部と申します。

私は業務ではエンジニアとして、SaaS型 オンラインコミュニティプラットフォーム「cocosquare」の開発を担当しており、またその一方で “音楽・エンターテインメント × テクノロジー” を個人テーマとして持ち、音や光を使ったインスタレーションやアプリケーションの制作も行っています。

今後、“デジタルマーケティング企業のインハウスエンジニア” というポジションから、様々な情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

そんな私は大きなチャレンジとして今年、世界最大規模の音楽・テック・カルチャーの祭典「SXSW」(サウス・バイ・サウス・ウエスト)のTrade Show 展示コンテンツ制作にチャレンジしてきました!

いちエンジニアがどうしてSXSWという大きな舞台にチャレンジしたのか/できたのか。
そこから得た3つの気付きと体験談を、4回に渡ってシェアしたいと思います。

 

第1回の今回のキーワードは「志を口にすることの重要性」です。

(夢の舞台、SXSW TRADE SHOW会場にて)

「SXSW」とは?

年々、日本でも注目が高まる「SXSW」、皆さんはご存知でしょうか?

SXSWはアメリカのテキサス州オースチンで1987年から開催されているイベントであり、
当初は「インディーズアーティストが都市に出なくても発見される場所を作ること」を目的にスタートした“音楽の見本市”でした。

それが音楽産業の変化も受けつつ、Film や Interactive といったカテゴリーに拡大しながら世界中の音楽・テック・カルチャーの “新しい” が集まる場としての現在があります。

現在では約1週間の会期中、オースチンの街全体で、音楽LIVEや様々な分野に関するトークセッション、そして今回私が参加した TradeShow が開催される大規模イベントになっています。

特にInteractiveの面では、Twitterやfoursquare、Uberなどが見出されたイベントとして世界中から高い注目を集めており、まさに “音楽・エンターテインメント×テクノロジー” を個人テーマとする私には夢のイベントという存在でした。

 

(SXSWの中心的な会場となるAUSTIN CONVENTION CENTER)

 

「志を口にすること」の重要性

さて、そんなイベントのTradeShowへ参加できることになったのか。
様々な縁が結ばれて実現したのですが、一番重要だったことは「志を口にすること」でした。

TMH社内では志を共有する場を与えてくれる場として、毎月の全体定例ミーティングで
志枠”という発表の場が任意で与えられており、そこで目標を宣言して自分へのハッパをかけると共に、
部署横断の複数チームにてナレッジ投稿を競い合う “KBR(ナレッジバトルロワイヤル)” というナレッジシェア制度の中で、自身の考えやアンテナを張る方向をアピールしたりも行っていました。

また、社外では自身の作品を発表する場を設け、情報発信を続けるなどの取り組みも行っていました。

こうして 社内外の様々な場所で、自身のテーマとする “音楽・エンターテインメント×テクノロジー” を宣言し、制作したものを発表してきたこと。これを関わる人が様々に繋げてくれたことで、夢の舞台への参加のチャンスを得ることができたのでした。

 

想いを口にすることで、縁を紡いでくれるチャンスを作る

人生をかけて取り組みたいこと、大小はあれど誰しもが持っているものだと思います。

ただ、それを言葉・形にして発信している人はどれだけいるでしょうか。
まずは周りの人に発信してみること、発信できる場やコミュニティに参加してみることで成し遂げたいことに大きく近づけるかもしれません。

それが今回のチャレンジから得た学びの一つでした。

 

 

さて、夢の舞台へのチャレンジの切符をつかめてから、どのようにチャレンジしていったのか。
第2回は展示コンテンツの制作を通じて得た気付きをシェアしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ次回も読んでいただけますと幸いです。

マーケティングデザインカンパニーにおける新卒エンジニア採用活動

こんにちは。ソリューション開発部 Tech リード の高田です。

今日はトライバルメディアハウスにおける、新卒エンジニア採用活動についてご紹介します。

 

トライバルメディアハウスは現在、エンジニア職と呼ばれる社員数が全体の約3分の1となっています(ベトナム現地法人含む)。
この事からも、「会社としてエンジニア職への期待」と「会社におけるエンジニア職の役割」がいかに大きいかがお分かり頂けるかと思います。
そんなエンジニア職に対して、今年から新たにチャレンジしている新卒採用活動の一つをご紹介します。

 

 

GitHubの課題リポジトリによる課題と現場エンジニアによる解説

 

github.com


トライバルメディアハウスでは主にWeb開発を行います。

その為、Web開発における知識や技術について多く触れる事になります。


そういった、入社後に必要とされる知識や技術について「インターンシップの段階で触れて貰いたい」という思いからこのチャレンジを始めました。

 

「Web開発」と一言で言っても、本当に広く深い知識や技術が求められる時代の状況になりました。

そういった広く深い知識や技術の中でも、特に以下の項目にフォーカスしてこの課題は作成されています。

 

  • HTTPプロトコル
  • PHP
  • OAuthプロトコル

 

これらは、トライバルメディアハウスの開発において欠かすことの出来ない項目です。
また、周辺技術やツールについては以下の項目にフォーカスしています。

  • Docker
  • Webサーバ(Apache)
  • REST API(Twitter REST API)
  • GitHub
  • Pull Request

 

この課題はインターンシップ期間中に挑戦して貰うものですが、課題終了後、現場のエンジニアと振り返りをしたりディスカッションを行って頂きます。

課題を通して「興味を持った領域」や「疑問に感じた事」をフォローアップし、また、前述の知識や技術が現場で実際にどのように使われているのかをお話する機会を設けるのが目的です。


中でも、デジタルマーケティングの領域におけるWeb開発の実態についてのディスカッションはトライバルメディアハウスの特色が表現される時間だと思っています。


業務4割 / コミュニケーション6割という割合のインターンシップになる事が多いですが、それは、単に「技術力だけがトライバルメディアハウスのエンジニアとして求められる訳ではない」という事を体験して欲しい為です。

 

技術に自信がある学生さんはもちろんウェルカムですが、技術に自信はないが興味や向上心のある学生さんも、是非!インターンへお越しください。

お待ちしております!

 

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